簡単アレンジ、日々研究(ちょい足しグルメ Part3)

こんにちは。
Keepdata藤本です。

データの「ちょい足しグルメ」のご紹介も3回目となりました。
そろそろ何のためにご紹介しているのか良くわからなくなってきた頃ですので、今回はちょっと趣向を変えて、改めてなぜ今「ちょい足しグルメ」が求められているのかをお伝えしたいと思います。

以前の投稿で、企業が抱える様々なデータを調理するために三ツ星レストランの敏腕シェフを雇うやり方はうまくいかないと書きました。これはつまり、企業独自のシステムをシステムインテグレーターに発注し、社内にもスキルの高いエンジニアを抱えて運用していくことに相当します。いわゆるスクラッチ開発ですね。
クラウドサービスがこれだけ普及している中、高コストのスクラッチ開発は徐々に減りつつありますが、コスト以外にもいくつか理由があります。

まず、導入のリードタイム。美味しい料理は、作るのにとにかく時間がかかるものです。
社内のデータを精査して、ユーザー部門のニーズをヒアリングして、要件をまとめて、設計して・・・。そんなことをしているうちに時間はどんどん経ってしまい、システムが出来上がる頃には下手したら要件が変わってしまいます。なので、手軽に導入できるBIツールが流行しているわけです。ビジネスのスピード感に取り残されないためにも、手軽ですぐに分析が可能であることは重要ですね。

もう一つは、PDCAサイクルの遅さ。これは試行錯誤のやりにくさ、とも言い換えられます。
当たり前ですが、立派なシステムであればあるほど改修には時間がかかります。データベースでも構築していようものなら、1つ分析項目を追加するだけで相当な工数がかかってしまいますし、PDCAを高速に回すにはとにかくスクラッチ開発は向かないのです。

「ちょい足しグルメ」はこの正反対、という位置づけです。
手軽にすぐに始められて、あれこれ試してみることができる。これが「ちょい足しグルメ」の良さと言えます。

手軽にすぐに始めるためには、データベースの構築や、面倒な初期設定などやっていられません。CSVファイルからすぐに簡単にデータを可視化できるのであれば、ちょっと分析してみようかなという気持ちになれるものです。そして一旦グラフや表を作成できれば、いろいろな角度からいろいろな見方をしてみたくなります。単に見方を変えるだけでなく、分析対象のデータそのものを変えてみたりすることもあるでしょう。こんなときBIツールは便利です。
その中で、BIツールの標準機能では手の届かない細かなニーズが生じることは間々あります。こんなとき、ちょっとしたカスタマイズ性があれば大抵のニーズは満たせるのです。

まとめるとこんな感じです。
 ・データ分析はなるべくすぐに簡単に始められること
 ・うまくいかなかったらインプットデータも分析方法も変えて、試行錯誤できること
 ・BIの標準機能では満たせない細かいニーズを満たせるカスタマイズ性があること

こんな「ちょい足しグルメ」を提供するのが弊社の "KeepData Hub" であり、その具体的なカスタマイズをご紹介している、というわけです。

・・・ということで。
改めてご紹介の目的を明確にしたところで、今回はこのくらいにします。
また次回、「ちょい足しグルメ」ならではの細かいニーズをご紹介したいと思います。